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注文住宅を建てるまでの流れ
家造りの流れや必要となる費用・業者の選び方について紹介します。
どのような流れで家を建てるのか
注文住宅は依頼した会社にもよりますが、大体6~10ヶ月ほどの期間はかかると考えておくことが大切です。もしも、仕事や子供の入学などの理由で引っ越しのタイミングがすでに決まっている時には、担当者に事前に伝えてスケジュールも考えておかなければいけません。
注文住宅を依頼する場合には、家づくりに関する流れの全体像をつかんでおくことで家づくりの手順・タイミングがわかるようになります。
こだわりを叶えてくれる業者を探す
まず、予算を決めてどのような家を建てたいのかイメージを固めていき、建築会社の情報収集を進めていきます。
建築会社のデザインの傾向や得意な住宅を調べて、候補を絞ったら複数の会社に見積りを依頼してみましょう。複数の会社に依頼することで比べることができ、各会社の長所や短所に気づいたり新しいアイデアが浮かぶ場合もあるので必ず比較するようにしましょう。
家作り開始
どの会社に依頼するか決まったら依頼する会社と請負契約を結んで、いよいよ家づくりが進んでいきます。住宅の間取りや設備を含めて設計・デザインをして、住宅ローンの申し込みを行って工事が開始されます。
住宅の工事が順調に進めば住宅完成後に竣工検査を行います。そして、問題がなければ引き渡しを行い完了です。
特に予算を決める部分が重要となり、予算をあいまいに決めてしまうと家づくりでも計画の変更が起きやすくなってしまいます。スケジュールもずれやすくなるので注意しましょう。
分からない場合は相談してみるのも大切
建築会社探しをして近所の住宅展示場や工事現場へ足を運んでも、場合によっては会社が決められなくて家づくりが止まってしまうことがあります。そんな時には、建築会社を紹介してくれるところへ行って相談してみるのも手です。相談して複数の会社を紹介してもらうことで、候補の会社をある程度絞ることも可能です。土地がなければまずは土地探しから
家を建てる土地を持っていない場合、住宅の予算とどんな住宅を建てたいかといったイメージを決めたら建築会社について情報を集めながら土地を探していきましょう。
この時に土地と建物にどのくらいの金額を分けるのか、大体決めておくとスムーズに進めやすいです。また、予算の金額やどのようなエリア・駅・土地の大きさ・形といった希望条件をしっかりと決めておきましょう。希望をはっきりと伝えることで不動産会社も探しやすくなります。
家造りでかかる費用を知る
家造りにかかる費用には、住宅本体以外にも付帯工事費と呼ばれる「造成工事費用」「基礎補強工事関連費用」などがあります。家造りで必要となる費用を紹介します。
造成工事費用
敷地の高さに差がある場合、擁壁といわれる盛り土で側面が崩れてしまうリスクを抑える作業をする費用・土地を整える費用などが必要となります。
住宅を建てる前の住宅の下準備という形になります。
基礎補強工事関連費用
地盤の状態が軟弱で、地盤調査後に補強工事が必要だと判断された場合に行われる工事です。地盤の状態によって地表にセメント系の材料を混ぜて固めていく地盤改良工事や地盤が固くなるまで深い部分に杭を打つことで補強する工事を行います。
地盤に問題があった場合には補強の費用が必要となることをしっかりと理解しておくことが大切です。
インテリア・電設工事関連費用
家具・カーテン・カーテンレールといった費用が新居に入居する際には必要となります。家具や家電製品といったものはこれまで使ってきたものを使い続けることも可能です。しかし、カーテンに関しては窓の数・サイズも関係してくるので、場合によっては買い直す必要が出てくることもあります。
空調設置工事や照明の設置も建物本体に工事費用に含まれないので、新しく買い替える場合には住宅とは別の費用が必要となります。
エクステリア工事関連費用
エクステリアや庭を造る住宅の場合には、住宅とは別の費用が必要となります。エクステリアであれば、門柱やフェンスといったものに関する工事や庭の造園工事も必要となります。
業者選びは慎重に
希望に近い業態を選ぶ
業者には、大きく分けて地域密着型の工務店と全国展開しているハウスメーカーの2種類があります。工務店では1から施工主と一緒に住宅を作り上げていく形態をとっており、柔軟に家づくりに対応してくれます。家の仕上がりに関して工務店は職人の腕に依存しているところがあり、ばらつきが出やすくなっています。
ハウスメーカーは、住宅をある程度決まった中から選んでいく形態をとっており、品質管理が徹底されていることも多いです。工場でしっかりと監理されているので仕上がりはばらつきがなく、均一になっています。
自分はどのようにして家づくりをしたいのかを考えながら、会社をしっかりと選ぶことが重要です。
工法やデザインが希望の家に近い業者
会社によって得意な工法やデザインは異なっています。木造や鉄骨造など様々な工法があるので、自分のこだわりを実現できる工法・デザインを得意としている会社を探すことが大切です。ウェブサイトで施工事例を紹介している会社も多いので、会社選びの場合には自分の家造りのこだわりを実現してくれる会社を選ぶようにしましょう。
プロとしての意見を話してくれる
専門かとしての意見を話してくれる、頼りになる会社を選ぶようにしましょう。なんでも施工主の言うことを聞く会社は、本当の意味でいい会社とは言えないかもしれません。施工主の希望通りであっても、住みやすさに直結するとは限りません。経験や実績のあるプロだからこそわかること・棲んだ後のことまで見据えて、はっきりと意見を話してくれることが重要です。
丁寧に対応してくれる業者を選ぶ
家づくりを行う際にわかりやすい資料の準備や依頼内容のチェックリストを作ってくれるといった丁寧な対応をしてくれる会社を選ぶようにしましょう。デザインや素材を選べるのは注文住宅の良い面ですが、住宅のデザインを全体的な点から考えていくことも重要になっていきます。適度な時間でしっかりと充実した話を進めていけるような業者を探してみることが大切です。
まとめ
家づくりにおいては、全体の流れや必要となる費用の把握が重要です。また、費用には建物以外にもエクステリアや地盤の改良に必要になるものもあるので注意しなければいけません。
業者選びの際には、施工主のこだわりを大切にしつつプロとしての意見も話してくれる頼りになる業者を選びましょう。