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どんな土地に建てるのがいいの?
住宅土地の形から学ぶ
これから家づくりをはじめうようとする人のなかには、まだ住宅土地を探している段階の人もいると思います。ここでは、土地の形をチェックするときのコツや住宅づくりの基本を紹介していきます。
平面の形(鳥瞰図)
土地を上から俯瞰して見てみましょう。住宅の土地の形はほとんどが四角形です。日本では、住宅に必要な日照や風とおしの良さを考えると、四角形の土地が優良だとされています。
また、建物を建てるときには、その土地が道路に2メートル以上接していなければならないという法律があります。その点からも四角形が最適だと思われます。
しかし、なかには三角形や多角形の土地も。道路から私道をとおって奥にある土地もあります。このような変形の土地では、建物を建てる時にどうしても設計プランが制限されてしまうので、敬遠されがちです。
でも、視点を変えれば変形の土地は比較的に低価格になるので、その分で設計を工夫することに力を注ぎ、住みやすい住宅を建てることも可能です。
立体の形
土地の立体的な様子を見てみましょう。古くからの住宅地では、道路と土地の高さが同じであることが多いようです。
一方、山を切り開いて造成された新興住宅地では、道路より土地のほうが高い住宅が多く見られます。道路から住宅が高い位置にあると、門から玄関まで上り坂や階段になる必要がでてきます。
家族が若いうちは問題ありませんが、歳をとってくると門から玄関までの階段が辛くなってくるかもしれません。その場合を考慮して、最初からスロープを設けるなどの工夫が必要かもしれません。
逆に、道路から土地が低いこともあります。このような土地の場合は、雨水などの浸水が心配されるでしょう。ひとたび豪雨や川の氾濫などが起こると、床下浸水や床上浸水してしまう可能性があるからです。
排水がうまくいかないと、土地そのものの湿気も高くなりやすいので、住宅内にカビがはえたりシロアリの問題がでてきます。もし道路より低い土地の場合は、敷地内からの排水対策をよく検討することをおすすめします。
資産価値
不動産の資産価値は、土地の条件で左右されるものなので、土地探しは家づくりにとってとても重要。以上のような形の問題だけでなく、接している道路の幅、立地、環境も土地の価値に大きく関わってきます。